山と金麦

山と酒、漫画に文学。雑多な日常。備忘録。

思い立ったが吉日

 

思い立ったが吉日。

 

徒然なるままに過ごしていた日々を記録に残すためにブログを書こうと思う。

ただ哀しいかな、兼好法師のような文章力は無い。呆師くらいがちょうど良いだろうか。

 

徒然草は死後100年以上注目されなかったらしい。

このブログも陽の目を見るのは22世紀に入ってからだろう。

 

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22世紀に住む大学生K(22)は『平成時代における徒然草の扱いとその変遷』として卒業論文を書くことを思いつく。

彼は昭和時代を選ぶようなことはしない。なぜなら昭和は平成に比べ倍はあり調べるのが手間だからだ。その辺は抜け目ないKである。

ではなぜ徒然草か。これはつい先日、今はやりの課金ゲーム『Bungaku Girls Collection®️』でURキャラである卜部兼好が当たったためである。Kは肝心なところでの決断は適当にやる悪癖がある、というのは高校の担任談。

 

彼はバイトの合間に卒業研究を行い、参考資料の収集に努める。

ちなみに今では珍しい新聞配達のバイトをしているのがKの密かな誇りだ。仕事は販売所に座っているだけである。紙媒体をわざわざ手に入れようとする者は少なく、一部の好事家が販売所まで足を運んでくる(それも1日2〜3人程度だが)。そう、もはや配達とは名ばかりである、というのが3年間働き続けたKの感想である。

 

異常気象で秋雨前線が猛威を振るう中、Kは平成時代のブログにおける徒然草を調べ始める。多くの真面目な解説ブログを横目に、異彩を放つブログをKは見つける。

 

そこで彼は驚愕する。

自分の卒論のテーマやその決定理由とが書かれているからではない。『Bungaku Girls Collection®️』が100年前に予言されていることに対してである。重課金者であるKにとっては、自己への言及より『Bungaku Girls Collection®️』への言及の方が遥かに価値が重い。

 

彼はSNSにこのブログを書き込み、それによってこのブログが100年ぶりに一瞬の注目を浴びる。

 

 

…そう、これは予言書である。

 

 

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………。

 

とりあえず2点。

 

1つ目

余りにくだらない文章であったという反省。

 

2つ目

どうせならもう少しマシな予言をすべきだったという反省。