山と金麦

山と酒、漫画に文学。雑多な日常。備忘録。

維新商店「柚子塩そば」

塩ラーメン。 和食の真髄である”引き算”の精神をどんぶりの中に漂わせ、澄んだスープは見るものの心を癒す。あっさりとした味わいは社会の歯車となり磨耗してしまった心を柔らかに包み込む。”塩”という不変の調味料を使うことで、塩ラーメンの見せる味の展開…

都心に雪、ペンギンからチーター

年に一度の都心での積雪、首都機能が一斉に麻痺し始める。 ゴジラが来襲するかのような勢いで、アナウンサーが雪の来襲を声高に報道する。八王子駅前は壊滅、新宿駅は帰宅難民に溢れ、毛利庭園は雪に踏み潰されていく。画面は雪に怯える都民で溢れかえり、ス…

深田百名山、その先へ

百名山というものがある。 山に登る者にとってこれほど心惹かれるワードはないし、山に登らない者にとっては鼻をかんだ後のちり紙に等しい価値を持つ。私は前者で、彼女は後者だ。ここには深い深い溝がある。 この百名山を記したのが、かの深田久弥である。…

思い立ったが吉日

思い立ったが吉日。 徒然なるままに過ごしていた日々を記録に残すためにブログを書こうと思う。 ただ哀しいかな、兼好法師のような文章力は無い。呆師くらいがちょうど良いだろうか。 徒然草は死後100年以上注目されなかったらしい。 このブログも陽の目を見…